2009年01月16日

江戸三十三観音巡礼 第四回:文京区5ヶ寺

江戸三十三観音巡礼の会 第四回 2009年1月14日

今日は詳しくレポートを書く余裕がないので、ごく簡単にまとめる。
写真もいいのがない;

※関連記事
 →江戸三十三観音巡礼のいきさつ
 →札所一覧

【参拝順序】

第8番 清林寺(せいりんじ)文京区向丘

第9番  定泉寺(じょうせんじ)文京区本駒込

第10番 浄心寺(じょうしんじ) 文京区向丘

第23番 大円寺(だいえんじ)文京区向丘

第11番 圓乗寺(えんじょうじ)文京区白山

今回は都営三田線「白山駅」からスタートして、徒歩圏内に5つのお寺が固まっている。
8番から11番。そしてなぜか番号がずっと飛んで、23番。

ルート上に順番に並んでいるというわけではなくて、交差点を基点に、8番へ行って戻って、9番へ行って戻って・・・という感じで回らなければならない。

それでも距離が近いので、11時にスタートして、お昼休み1時間たっぷりとっても、3時には5つのお寺を回り終えることができた。いつもは母たちがお店などで寄り道して時間がかかるのだが、今回は脱線するような場所もあまりなかったので、余計な時間がかからずにすんだ。

今回もお天気に恵まれたが、空気はとても冷たかったので、日が暮れる前に歩き終えることができてよかった。それぞれのお寺、味わい深かったが、こういう寒い季節でもあるし、お堂の中に入れてお参りさせてくれるところは特にありがたく感じる。今回、中に入れたのは定泉寺のみ。定泉寺では帰りにお菓子までいただいた。

このあたりは、とにかくお寺の数が多くてびっくりした。歩いていくと次々お寺が現れて、「ここが目的のお寺?」と思うと違い、「ここかな?」と思うとまた違う、という調子なのだ。

今回の中で、一番みどころ満載だったのが浄心寺。入り口に巨大な布袋様がいたり、本堂も大きいし、いろいろなものがいちいち変わっている。はっきりいって、ちょっと、変(笑)

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先に納経所のほうへ行き、朱印帳を預けてから本堂におまいりしたのだが、納経所の入り口に、掲示がしてあって「15日にテレビで当寺の“大木魚(もくぎょ)”が紹介されます」と書いてあった。15日は私たちが行った翌日である。

『え?大木魚って何??』と思いながら本堂に行った。中には入れなかったが、ガラス越しに覗くと、あるある巨大な木魚が!笑っちゃうほど大きい。(縦横2メートルくらい?)怪獣みたい。

翌日、テレビ(日テレの「モクスペ」という番組)を見たら、チュートリアルの2人がそのお寺を訪ねて、くだんの木魚をたたいていた。
posted by HANA at 22:37| 江戸三十三観音巡礼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

第三回:清水観音堂、心城院

江戸三十三観音巡礼の会 第三回 2008年11月19日

姑と母と私、三人の珍道中。第三回目。
今回もお天気に恵まれた。

※関連記事
 →江戸三十三観音巡礼のいきさつ
 →札所一覧

順路:
 上野 西郷さん前 集合
  ↓ 歩約2分
 第6番 清水観音堂(きよみずかんのんどう) [上野] 
  ↓ 歩約15分
 第7番 心城院(しんじょういん) [湯島] 

第6番 東叡山 清水観音堂(きよみずかんのんどう) 天台宗
本尊:千手観音


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上野の山を上り西郷さんを右手に見て、ちょっと歩くと左側に赤い建物がある。
これが清水観音堂。上野の美術館とか博物館に行くときは必ず通るような場所だが、こちら側からだとちょっと入り口がわかりづらい感じなので、お寺や神社と見ればどこでもすぐお参りしたくなる私でも、いつも素通りしてしまう。今までにお参りしたことがあったかなかったか記憶もあいまい。母たちも初めて来たような気がすると言っていた。

お参りして納経帳を書いていただくのを待っている間、本堂の中に掛けられた大きな絵や仏像などを眺める。

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写真:左・清水観音堂。右・観音堂と紅葉の絵を描いている人がたくさんいた。好奇心旺盛な母たちは、絵を覗きに行った。

今日の日程はいつにもましてゆるゆる。このあとはもう湯島の心城院のみ。そこも歩いてすぐだ。8番から11番のお寺は白山駅周辺に固まっている。そしてなぜか番号がずっと飛んで23番のお寺も近い。だから、7番のあと電車で白山に移動して続きを回ったとしても私たちのペースでは1日であと5件も回るのは無理だし、5件のうち何件か回って残りは次の回にすることもできるが、それよりは今回は上野周辺だけで終わりにし、次回、白山周辺を1回で回ることにした。

というわけで、清水観音堂のあと、もう昼食。目星をつけておいた「韻松亭」に行ってみた。観音堂から歩いてすぐ。ここも上野公園に行ったら必ず前を通るような場所にあるが、今まで気に留めていなかった店だ。ネットで見たら古い料亭のような感じだが、ランチはリーズナブルなのでいいかな、と思った。

韻松亭(いんしょうてい)
081119_1309~0001.jpg行ってみたら入り口に人だかりができていて、まさかと思ったが、入店待ちの人だった。お兄さんが順番待ちの人を名簿に記入している。40分から50分待ちと言われた。母たちに相談すると、時間はあるのだし、せっかくだから待ちましょうということに。

それで名前を書いて、待ち時間の間、近くを散策することにした。赤い鳥居がたくさん並んだ参道に導かれて花園稲荷神社、そして五条天神社、不忍池の弁天様まで歩いた。

韻松亭に戻ると、まだ30人くらい人が群がっている。順番が回ってきて、母屋ではなく入り口横のテーブル席ならもう入れますと言われ、そちらに入った。どうしても母屋がいいという人はさらに待っていた。

でも、待った甲斐がじゅうぶんあった。お昼のメニューで「茶つぼ三段弁当」(1680円)というのを食べたのだが、とてもおいしかった。豆腐やゆばを使った数々の料理が少量ずつ綺麗に盛り付けられている。そのどれもが一見シンプルなようで、おそらくとても手が込んでいると思われる、微妙で複雑な味わい。ボキャ貧なので何がどうおいしかったか説明できないのがはがゆい。私の今年度ベストランチ賞をあげたい!

これで母屋のほうで食べられたら言うことない。お得すぎると思う。次回いくとしたら、ぜったい母屋の席を予約しよう!

次の心城院は、江戸三十三所観音巡礼の本の地図を見ると湯島天神の近くになっている。この本の地図はとてもアバウトなのでわかりづらいが、とにかく湯島天神を目指していけば大丈夫と歩いていく。地図でいくと湯島天神より手前なのだが、見つけられないうちに湯島天神に到着してしまった。まあせっかくだから天神様にもおまいりしましょう、と階段を上る。菊祭りで境内には変わった菊がたくさん飾られていて綺麗だった。

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写真:湯島天神の菊

さて、改めて心城院はどこだろうと本を見ると本文に「湯島天神の男坂を下ってすぐ」と書いてある、それなら簡単と湯島天神の鳥居を出て坂を下りたが、男坂ではないところから降りてしまって、ぐるっと大回りしてしまった。しかたなく、とうとうコーヒー豆を売っている店で道を聞くと教えてくれてすぐわかった。なあんだ、本当に男坂の階段のすぐ下だった。(本に載っている地図では、もっと離れているように見えるのだ)

でも、多少迷ったほうが、やっとたどりついたと、ありがたみも増し、印象に残るんだよね(負け惜しみ?)

第7番 柳井堂 心城院(しんじょういん) 天台宗  
本尊:十一面観音


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小さな小さなお堂。他に参拝客もいなかったので、入り口にババーンと止めてある車はこのお寺の自家用車なのか。

納経所のガラス戸があいて老婦人が「中でどうぞおまいりください」と言ってくださり、本堂にあがらせていただいてお参りした。ほの暗いお堂に灯篭のような明かりがいくつか灯っていて、ちょっと幻想的な感じ。

老婦人(おそらく住職夫人)が納経をしてくれたあと、少しお話をしてくださった。ここのお寺はもともと湯島天神の敷地の中にあってもっと広い土地だったのだが、廃仏毀釈の流れで今のようになったとか、札所の本尊は十一面観音だが、本当の本尊は「歓喜天」であり十一面観音はその片割れ(歓喜天は男女2体が抱擁している形)なのだとか。女性仏である十一面観音のほうだけはお顔を写真で公開しているが本体は完全に秘仏で、見ることができないそう。

そういわれれば、お参りをした場所の正面の上に丸い扁額のようなものがあって「歓喜天」と大きく書いてあった。でもお話をきかなければ、そんなことは全く知らずに帰っていただろう。調べればそういうことはわかることだが、その場でお話を聞くというのは、本やネットで得た知識とはまた印象が違って感じられるものだ。

住職以外だれも見たことの無い男女合体仏。どんな像なんだろう?見られないとなると、かえってなんだかエロティックな想像をしてしまう(笑)。ここのお堂の中を幻想的と感じたのは、そんな話をきたせいかもしれない。

帰り際「いま住職がいないので私の字で申し訳なくて」とおっしゃっていた。この納経帳を見れば、ここで老婦人とお話したことをありありと思い出すだろう。私たちが門を出るまで見送っていてくれた。

こんなささやかなひとときが、小さなお寺をめぐる江戸三十三観音めぐりの良いところだなあとおもう。今まで詳しく書いてこなかったが、1回目にも2回目にも、こんなちょっとしたふれあいはあった。母たちも、そういうのが何よりうれしいようだ。

↓写真:清水観音堂でいただいたアメの入った小箱。信者さんが手作りしたものだそう。
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そのあと参道の甘味処で一服。他にお客さんはいなくて、3人でゆったり気ままにおしゃべり。私たちって幸せ者だなあ〜、と今日もしみじみと思う。3人ともきっと同じ気持ちでいる。

そして歩いてまた上野駅まで戻り、解散。

ところで、これまで江戸三十三観音のうち7箇所をまわってみて、気付いたことは、納経帳書くのにやたら時間がかかるということ。3人の分を書くのに結構長い時間待つことが多い。

四国八十八ヵ所だと、納経所で納経帳を差し出すと、目の前でご住職なり奥様なりパートのおばさんなりが、筆で「さささっ」とものの1分もかからず書いてくれ、朱印をポンポンと押してハイできあがり。時間がかかるとしたら、順番待ちの場合。

あらためて四国の納経帳を見て、江戸のと見比べてみると、四国のほうはどこも行書でこれなら慣れればスラスラ掛けそうだ。何と書いてあるか判読できないものもあり、多少間違っていても、こちらにはわからないし、字の上手い下手もわからない(笑)

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写真:四国八十八ヵ所の納経帳。(左上の細かい文字はもともと納経帳に印刷してある各札所の御詠歌。)

それに比べ、江戸のほうは楷書に近い字でご本尊の名前と山号寺院名そして日付まで書いてある。これでは「さささ〜」っと書くわけにはいかない。それに、四国に比べれば巡拝者の数は圧倒的に少ないだろうから、早く書く必要なんてないんだろうな。でも江戸でもバスツアーとかあるのだから、そういう時はどうするんだろう?あのペースで20人も団体が来たら、いつまでたっても書き終わらないような気がする。まあツアー会社のほうでなんとかするんだろうが。

目の前でスラスラっと書いてもらうのを見ているのも楽しいけど、納経帳を預けて、待っている間にお堂の中をいろいろ見たり、お寺の方にお話を聞いたりできるのもいいので、待つのは苦にならない。次を急ぐ訳でもないし。


あと、今回撮った清水観音堂の写真(下の左側の写真と、上の方の絵を描いている人の隣の写真)、前回の大観音寺の写真、同じようなオレンジ色の光の曲線が映っている。どちらもすごく天気が良かったので、強い光の加減でこんな風になっているのだろう。「失敗写真」なのかもしれないけど、なんだか私にはこれが「観音様の祝福の光」に思えて気に入っている。

目には見えないけど本体がひらっと目の前を飛んで、衣の裾か残像だけが写真に写ったっていう感じがする(妄想たくましいネ)。同じ日差しの中で撮った写真でも、お寺じゃない場所を写したものにはこの光が写っていない。

空には龍の形の雲が舞っていた。

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posted by HANA at 15:21| 江戸三十三観音巡礼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月16日

西国三十三所結縁総御開帳

昨日、江戸三十三観音めぐりの2回目をしてきたところなのだが、そのあとネットで調べ物をしていた。

観音様の縁日は18日ということになっていて、18日が秘仏の御開帳日というところが多い。

ではなぜ18日なのだろうか?

調べているうちに、京都の清水寺のHPに迷い込んだ。

そうしたら、すごいことが書いてあるではないか!!

---

西国三十三所結縁総御開帳(花山法皇一千年御遠忌)

西国三十三所札所会は、平成二十年九月から三年がかりで、三十三所すべての御本尊様を御開帳することになりました。

西国巡礼中興の祖である、花山法皇の一千年遠忌を記念し、千年来はじめて三十三観音霊場こぞっての総御開帳が行われます。

西国三十三所札所会
結縁御開帳のご案内(各寺院の開帳日日程一覧)

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きゃ〜っ。そんなことになってたの?!
そんなこと言われたら、行かない訳にいかなくなってくるじゃないのぉ。

で、結局、なぜ18日なのかというのはわからないのだけれども、

18日って・・・

私、18日生まれなのです。

産まれたときから、観音様にご縁があったのだなあ。
と、あらためて想う。

今回の一連の流れって・・・やっぱり観音様に呼ばれちゃってるなあ〜としか思えない。

だいたい、「江戸」をまわるきっかけだって、京都ナンバーのバスに乗った観音巡礼の人たちをみかけたことだったのだから。(→江戸三十三観音めぐりのいきさつ

じゃあ、西国へ行こう!
といいたいところだけど、明日から四国に行くのです(笑)

とりあえず今は、お大師様モードに切り替えて、四国別格霊場へ!

posted by HANA at 11:02| 江戸三十三観音巡礼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月15日

第二回:第3番大観音寺・第4番回向院、第5番大安楽寺

江戸三十三観音巡礼の会 第二回 10月15日

姑と母と私、三人の珍道中。第二回目。

※関連記事
 →江戸三十三観音巡礼のいきさつ
 →札所一覧

順路:
 JR両国駅
  ↓ 歩2分
 第4番 回向院 えこういん [両国] <参拝後 昼食>
  ↓ [両国]−(JR+メトロ)−[小伝馬町]→歩1分
 第5番 大安楽寺 だいあんらくじ  [小伝馬町]
  ↓ 歩10分
 第3番 大観音寺 おおがんのんじ [人形町] 

「午前中くらいまで雨」の予報だったのが、朝からお天気。
暑いくらいの一日でした。

第4番 諸宗山無縁寺  回向院(えこういん) 浄土宗 馬頭観音
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両国といえば国技館のある町。(回向院とは駅をはさんで反対側ですが)
駅や路上で何人か若いお相撲さんをみかけました。
母たちはいきなりハイテンションで、道路にある力士の手形などにいちいち歓声をあげてはしゃいだり、早速買い物してました;

第5番 新高野山  大安楽寺(だいあんらくじ) 真言宗 十一面観音
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小伝馬町駅から本当にすぐのところ。はじめて行ったお寺でした。
納経帳を書いてくださったご住職から、いろいろなお話を聞けてよかった。

第3番 人形町  大観音寺(おおがんのんじ) 聖観音宗 聖観音
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人形町はよく行く街で、大観音寺も何度も行ったことがありましたが、いままでずっと「だいかんのん」だと思っていたのが「おおがんのん」だと今回はじめて知りました。

そして人形町はたまたま「人形市」の最中でにぎやかでした。

・・・

それぞれのお寺に興味深い歴史や逸話が満載でおもしろいのですが、今日はゆっくり書いている時間がない(疲れて眠い〜)ので、それについてのお話は省略〜。

楽しかった!!

観音様、今日もありがとうございました。

ご興味のある方はこちらなどで
↓↓
昭和新撰 江戸三十三所観音巡礼
新妻 久郎 (著) 朱鷺書房
posted by HANA at 19:08| 江戸三十三観音巡礼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月24日

第一回:第1番浅草寺・第2番清水寺

江戸三十三観音巡礼の会 第一回 9月17日

今回まわった札所:
第一番 浅草寺(せんそうじ) 御本尊 聖観音
第二番 清水寺(せいすいじ) 御本尊 十一面観音

順路:雷門(集合)→浅草寺−(徒歩)→清水寺−(徒歩)→浅草駅(解散)

※関連記事
 →江戸三十三観音巡礼のいきさつ
 →札所一覧

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第一回目はこの2箇寺だけです。

札所めぐりをするならば、朝早くからスタートして、寄り道などせずに、できるだけ一日にたくさんのお寺を回るべきなのだと思いますが、私たちの会はとことんマイペース。午前11時集合、午前中に1箇所、午後1箇所程度おまいりして午後4時頃には解散という、とてつもなくゆったりなスケジュールにしました。

姑は千葉から来ますので東京に出るだけで片道2時間近くかかります。その上、足が悪いので1日の歩行時間はなるべく少なめにしたい。朝遅めで帰り早めなら、通勤ラッシュにもあわず、朝夕の家事にもそれほど支障はでない。そんなことを考えてのことです。

三十三箇所を早く回り終えることが目的ではなく、毎月1回のペースで疲れや体の不調を残すことなく、それぞれの家庭や日々の生活のペースに支障をきたすことなく、長く続けていけることのほうが大事と思ってプランを考えています。

二人の母は、お買い物大好き、好奇心旺盛、おしゃべりがとまらない。
既成のツアーじゃないのだから、時間を気にせず、母たちに寄り道も、買い物も、おしゃべりもたっぷりさせてあげたい。

・・・と、あらかじめ母たちの脱線、寄り道は、ある程度想定していた私ですが、予想以上にすさまじくて、笑っちゃいました。でも、そういう母たちを見ていると、とてもシアワセな気持ちになり、この企画を思いついてよかったなあ、と、さっそくしみじみ思いました。

珍道中の話を書いているとキリがないので、省略します(笑)

肝心の札所のことを書かなくてはね。

浅草寺はかの有名な浅草の観音様。坂東三十三箇所ともダブっていて、そちらではここは第13番になるそうです。さすがに平日でも観光客がいっぱい。外人さんが多い。

札所めぐりなのでお経をあげるのですが、なにせお寺のスケールが大きすぎて、人もいっぱいで、しかも今回ここがスタートなので札所めぐりとしての要領もつかめず、すっかり舞い上がって、おろおろしながら、それでもなんとか3人並んで、般若心経を唱えました。正直、恥ずかしかった〜!だって、周りは観光客でいっぱいなんですから。

20080917-edo0.jpgそれから納経所へ。四国だと八十八ヵ所専用の納経帳があるのですが、江戸ではそういうものはないようなので、無地の納経帳をあらかじめ買って持っていきました。それをさしだすと、「江戸ですか?」と聞かれました。坂東と江戸では番号が違うので、確認するんでしょうね。

まっさらの納経帳の一ページ目に書いていただいたあと、表紙に「江戸三十三観音」と自分の名前も入れていただけました。そんなことまでしてもらえるなんて、思ってもいなかったので、感動しました。

二番目の清水寺は「きよみずでら」と読みそうですが「せいすいじ」です。道具街で有名な「かっぱ橋」にある小さなお寺です。
こちらは江戸三十三箇所に入っていなかったら、たぶん一生行く機会がなかったお寺なのではないかと思います。

二階建ての近代的な建物です。階段を上がって二階に行くと、お堂の正面は分厚いガラス戸がばっちりしまっています。横の入り口のインターホンを押して、「お参りさせていただきたいのですが」というと中へ入れていただいて、靴を脱いでお堂に上がってお参りさせていただくことができました。

3人だけでほかに誰もいないので、今度は少し落ち着いて、お経を読むことができました。

楽しく歩いていたつもりですが、どこかに自分が2人を無事に引率しなければならない、という緊張感もあったのか、結構疲れました。
札所ごとに写真を撮ろうと思っていたのに、それも忘れていました。

どの札所めぐりも、ルールやマナーは基本的に四国八十八ヵ所と同じだそうです。

参拝手順
 1.山門に入るとき、一礼する
 2.手水鉢で、手と口を清める
 3.鐘をつく (鐘があって、ついても良い場合)
 4.ろうそくと線香をお供えする
 5.納め札を納める 
 6.お賽銭を納める
 7.読経
 8.納経帳に御朱印をいただく
 9.山門を出る前に、一礼する

でも「江戸」では、いまのところ四国と同じようにはいかないことばかりでした。
浅草寺では持込みのろうそくや線香をお供えする雰囲気ではなかったし(別に悪くはないのだろうけど周りがみんな買って供えているのに、自分だけ手持ちのものを出して供えるのは気が引けるムード)、納め札や写経を納める場所もないし(四国では必ず入れる箱が設置されている)、清水寺では手水鉢なんてなかったし(あったのかもしれないけどわからなかった)、やはり「お遍路さん受け入れ体勢」の整った四国とは何もかも勝手が違うのでした。

まあ、その辺は臨機応変にやっていきましょう。

posted by HANA at 11:47| 江戸三十三観音巡礼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

江戸三十三観音札所一覧


江戸三十三観音札所一覧
札番 寺院名 宗派 札所本尊
1 金龍山  浅草寺 せんそうじ 聖観音宗 聖観音
2 江北山  清水寺 せいすいじ 天台宗 千手観音
3 人形町  大観音寺 おおがんのんじ 聖観音宗 聖観音
4 諸宗山無縁寺  回向院 えこういん 浄土宗 馬頭観音
5 新高野山  大安楽寺 だいあんらくじ 真言宗 十一面観音
6 東叡山  清水観音堂 きよみずかんのんどう 天台宗 千手観音
7 柳井堂  心城院 しんじょういん 天台宗 十一面観音
8 東梅山  清林寺 せいりんじ 浄土宗 聖観音
9 東光山  定泉寺 じょうせんじ 浄土宗 十一面観音
10 湯オ山  浄心寺 じょうしんじ 浄土宗 十一面観音
11 南縁山  圓乗寺 えんじょうじ 天台宗 聖観音
12 無量山寿経寺 傳通院 でんづういん 浄土宗 無量聖観音
13 神齢山  護国寺 ごこくじ 真言宗 如意輪観音
14 神霊山  金乗院 こんじょういん 真言宗 聖観音
15 光松山  放生寺 ほうしょうじ 真言宗 聖観音
16 医光山  安養寺 あんようじ 天台宗 十一面観音
17 意輪山  宝福寺 ほうふくじ 真言宗 如意輪観音
18 金鶏山  真成院 しんじょういん 真言宗 潮干十一面観音
19 医王山  東円寺 とうえんじ 真言宗 聖観音
20 光明山 天徳寺 てんとくじ 浄土宗 聖観音
21 三緑山  増上寺 ぞうじょうじ 浄土宗 西向聖観音
22 補陀山  長谷寺 ちょうこくじ 曹洞宗 十一面観音
23 金龍山  大円寺 だいえんじ 曹洞宗 聖観音
24 長青山宝樹寺  梅窓院 ばいそういん 浄土宗 泰平観音
25 三田山  魚籃寺 ぎょらんじ 浄土宗 魚籃観音
26 周光山  済海寺 さいかいじ 浄土宗 亀塚正観音
27 来迎山  道往寺 どうおうじ 浄土宗 聖観音・千手観音
28 勝林山  金地院 こんちいん 臨済宗 聖観音
29 高野山東京別院 こうやさんとうきょうべついん 真言宗 聖観音
30 豊盛山  一心寺 いっしんじ 真言宗 聖観音
31 海照山  品川寺 ほんせんじ 真言宗 水月観音・聖観音
32 世田谷山  観音寺 かんのんじ 単立 聖観音
33 泰叡山  瀧泉寺 りゅうせんじ 天台宗 聖観音
番外 龍吟山  海雲寺 かいうんじ 曹洞宗 十一面観音

※関連記事はこちら→江戸三十三観音巡礼のいきさつ
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2008年09月21日

江戸三十三観音めぐりのいきさつ

20080917-kaminarimon.jpg二人の母(実母と姑)と私の3人で「江戸三十三観音めぐり」をはじめました。
自分自身の記録の意味もあり、長くなりそうですが、いきさつを書いておきます。

* * *

観音巡礼では西国や坂東などが有名ですが、それ以外にも全国いろいろなところに札所めぐりの霊場はあります。ですが東京にも江戸三十三観音というものがあるというのは、あまり知られていないのではないかと思います。私も今年はじめて知ったのです。

現在の「江戸三十三箇所」は、正式には「昭和新撰江戸三十三観音」で、つまり昔からずっと同じコースだったのではなくて、昭和になって編成しなおされた三十三箇所プラス番外一寺なのだそうです。すべてのお寺が東京23区内に収まっているコンパクトな霊場です。

ウィキペディア:江戸三十三箇所

(写真は江戸三十三観音:第一番札所・浅草寺 雷門)

* * *

そもそも1997年に、この3人のメンバーでお遍路(四国八十八ヵ所巡礼)をしようということになり、まず阿波一国(徳島一県のみ)のバスツアーに参加したのですが、その後私の母が大腸がんになったり、義母が大腿骨骨折したりなどして、続きを回るのはもう無理だろうという感じになっていました。

(私自身は、この最初のバスツアーの時は、乳がん術後1年もたっていなくて、経口抗がん剤とホルモン剤服用中だったのです。いまにして思えば、周囲に自分が元気なところを示したい気持ちもあって旅を計画したところもあったのかもしれません。。。)

私にとっては四国八十八ヵ所を回ることそのものだけでなく、両方の母と一緒に回れることに意義があったので、自分だけ続きを回ろうという発想ははじめのうちは全く起こりませんでした。

それが2003年に、あるきっかけから「歩き遍路」がしたい!と思い立ち、続きの24番から、その後3度の四国入りで、結局2007年の春に結願(けちがん=八十八ヵ所を全部回り終えること)することができたのです。10年かかって、やっと四国を一周したわけです。

この辺のことは下記に記録があります。
最初のお遍路のきっかけと記録「HANAのお遍路日記」
続きを歩きで回ることになったいきさつと記録「毎日がお遍路」
(最後の2007年のまだネット上に載せていません)

そうやって、私自身はまがりなりにも結願できたのですが、母たちは中途半端で終わってしまっていることは気になっていました。かといって、いまの状況で、また続きをみんなで回ることは無理そうでした。

実母はもともと弱気な性格だったのが、大病のあとますます弱気になり、持病の眩暈と耳鳴りがひどくなったりして一時期は少しひきこもりっぽくなっていたこともあり、とても旅行に連れ出せるような状況ではありませんでした。

義母はとってもポジティブでアクティブな人で、一人でどこでも行くし、海外旅行にもバンバン行っていた人ですが、脚に人工骨が入って障害者手帳保持者となり、杖が手放せなくなってしまいました。

二人とも、今年で“後期高齢者”だし・・・。

* * *

しかし今年の春。私、観音様に呼ばれてしまったようです。

5月に夫と二人で房総を小旅行したとき、京都ナンバーの観光バスをみかけました。京都あたりから千葉なんかにわざわざ何を見にくるのかなあ?、と不思議に思って、バスの中を見ると、みんな白衣を着た巡礼の人たちでした。おそらく坂東三十三箇所めぐりのバスツアーなのでしょう。

それを見たとき、「キラーン!」というか「シャキーン」というか、ひらめきが走ったのです(笑)

そうか、四国にはもう行けないかもしれないけど、近場の札所だったら母を連れて行けるのではないかな?、と。

私は運転免許を持っていないので、車で母たちを連れて回ることができないのですが、坂東や秩父なら、日帰りで一回に数箇所づつでも回れるのではないか。。。(私は東京、実母は埼玉、姑は千葉に住んでいます)

それで改めて、関東近辺の札所めぐり霊場を調べてみて、江戸三十三観音を知ったのです。

これなら回れそう!どれもメトロやJRの駅から徒歩数分の場所ばかりだし、行ったことのあるお寺もいくつか含まれていて身近な感じ。
がぜん、その気になってきました。あとは母をその気にさせるだけ(笑)

それから、しばらく母の様子を伺っていました。
すると、ここのところは母は身体的にも精神的にもかなり調子がよいようで、友達と出歩いたりもしているようだし、今がチャンスと思いました。

7月に2人に話を持ちかけると、行きたいと言ってくれました。

近場ではありますが、2人の体力の問題もあるし(姑は足が悪い)、早く回ることが目的ではないので、月に1回、一回に2〜3箇寺づつ、ゆっくりゆっくり回るということ。体調が悪いときなどは中断してもいいし、何年かけてもいいから、いつか回り終えればいいという気持ちでいこう、ということで皆の気持ちが一致しました。

一度スタートさえしてしまえば、あとは三十三箇所を回り終える、という目標が楽しみになり、支えになり、張り合いがでて、これ自体が元気をキープする素になってくれそうです。

お寺をお参りすることが第一目的ではあるけれども、歩くことは健康にもいいし、月一回会っておしゃべりをすることはお互いのストレス解消にもなるし、ボケ防止にもなるし(?)、いいことづくめです。

本来は観音様に何かお願い事をするものなのかもしれないけれど、私には今は願い事は今は特にないのです。

私たちには嫁姑問題なんてものもなく、姑とも実母とも仲良くしていられることが、なによりもまずありがたいことだと思います。そして、ほかの家族も今のところ、大きな心配事も問題もほとんどなく、3人で一緒にまたお寺めぐりができること、そのこと自体が、本当にありがたいことだとしみじみと思うのです。

だから、はじめられたことで、もう願いは最初から叶っているようなもの。

これは、お礼参りの旅なのかもしれません。

* * *

そんなわけで、これから月一回、巡礼記を書いていきたいと思っています。

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【参考書籍】
昭和新撰 江戸三十三所観音巡礼
新妻 久郎 (著) 朱鷺書房

posted by HANA at 15:14| 江戸三十三観音巡礼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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