2006年10月21日

ナニャドヤラ伝説

― 10月16日10月18日10月20日と、なんとなく続きものになってます ―

そういえば、この時の東北旅行で、青森のキリストの墓にも行ったのだっけ。

私は高橋克彦の「総門谷」だか「竜の柩」だかで読んで知っていたので「あー、あれね」という感じだったのだが、初めて聞く人は「なんじゃそりゃ?なんで日本にキリストの墓があるんじゃ?!」と、わけがわからないと思う。青森県三戸郡新郷村、旧名、戸来(へらい)村に、キリストの墓があるという、ダ・ヴィンチ・コードも顔負けの伝説があるのだ。
まあ、全国あちこちに、いろんなトンデモ伝説はあるものだから、そんなにびっくりしないか(笑)

ここにキリストの墓があるとすることの理由(こじつけ?)として、たとえば、「戸来(へらい)」という地名は「ヘブライ」が転訛したものだとか、父親を「アヤ」、母親を「アパ」と呼ぶのは、「アダム」「イブ」の転訛したものだとかいろいろあって、その一つに、この地方の盆踊りの謎の文句「ナニャドヤラー、ナニャドナサレノ」は古代ヘブライ語でキリストを讃える歌詞になっているのだというのがあるのだが・・・

この「ナニャドヤラー、ナニャドナサレノ」は、清光館哀史のなかで柳田先生が気にしている例の盆踊りの歌詞と同じものだ。

『なにヤとやれ なにヤとなされのう ―要するに何なりともせよかし、何うなりとなさるがよいと、男に向つて呼びかけた恋の歌である。』

柳田先生の高尚な文章だと、ちょっとわかりにくいが、つまり、女が男に対して「あたしを好きにしていいのよ」という色っぽい呼びかけの言葉だというのが柳田解釈。

「ナニャドヤラ」には他にも諸説があるそうだ。ニャンニャンと聞こえるから「南部の猫唄」とよばれていたともいう。
意味がわからないところで、ますます人をひきつける、不思議な呪文なのかも。

新郷村キリストの墓について (やっぴらんどより)
Wikipedia:ナニャドヤラの項
posted by HANA at 15:47| 旧FC2ブログ