2006年10月13日

すり鉢の底から

本の整理をしていたら、杉浦日向子の「ゑひもせす」という文庫本から、新聞の切抜きがでてきた。
1999年8月30日の読売新聞。「時々隠居のすすめ」という杉浦さんのインタビュー記事だ。

わざわざ切り取って、ここにはさんでおいたところをみると、いたく共感したのだろう、私。
そして、今の自分の心境に、またやけにぴったりする。

「肩の力を抜き、たまには周囲の渦巻きから降りてみる。すり鉢の底へ降りると、隠居の位置。そこから見上げると、仕事や家庭、社会が等距離で、真ん中にいる自分を実感できる。それが『時々隠居』。隠居というニュートラルポイントを味わって、トップギアでまた頑張るか、バックするか考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。」(杉浦氏談)

それにしても杉浦さん、ずいぶん早く、あっちの世界に「隠居」しちゃったなあ・・・。

杉浦さんといえばNHK「お江戸でござる」に出演し、時代考証家として知られていたけど、「隠居宣言」前は漫画家だったってことを知らない人も結構いるのではないだろうか。「ゑひもせす」は、エッセイとかではなく漫画の初期作品集です。

ゑひもせす 新訂版 ゑひもせす 新訂版
杉浦 日向子 (2005/12/26)
双葉社
posted by HANA at 18:00| 旧FC2ブログ