2012年11月22日

朗読会を終えて

<Facebookへの投稿を一部修正して転載>

朗読(音訳)ボランティアを12年もやっているのですが、普段私が行っている仕事は、新聞の医療記事を音訳し、録音したテープやCDをリスナーさん(視覚障害者の方)に発送するというものです。

音訳は目の不自由な方の目の代わりになるということですから、一番大事なことは、一字一句間違えないこと、漢字の読みはもちろん、アクセントも重要。そのため、とにかく下調べ下調べ。調査が命なんです。

区の朗読ボランティア養成講座で、厳し〜〜い先生に、そのことをこれでもかっ!というほど叩き込まれた私は、そのことに忠実に活動してきました。音訳の場合、芸術鑑賞的な朗読とは少しニュアンスが違って、俳優さんの一人芝居のように情感を込めすぎてはいけないと習いました。

でも今回チャレンジすることになった朗読会は、普段私がやっている活動とは違い、図書館で行っている文学作品の鑑賞朗読的なもので、私には未知の領域でした。それでも10年以上も活動を続けてきたのだから、なんとかなるだろうと、お引き受けしたものの、勉強会で先生のご指導を受けると、これまで自分がやってきたこととのあまりの違いに愕然とし、どうしていいのかわからなくなり、壁にぶつかってしまいました。

何回も練習すればどうにかなる、というものではなくて、そもそも自分がどこを目指したらいいのかがわからなくなって、根本的に「朗読とは何か?」というところから改めて考えなおし、一から勉強しなおしたような約半年間でした。

苦しくて苦しくて、「なんでこんなこと引き受けてしまったんだろう?!」と後悔し、一時はなかば本気で出演を辞退させてもらおうかと思った位だったのですが、終わってみれば、やはりチャレンジしてみてよかったと思います。たくさんのことを学ばせていただきました。

この朗読会は区内の図書館(住区センター)で月に一回開催されていている小さな会ですが、もう200回以上も続いている伝統ある会です。

そういう場を作って、守って続けてきてくださった先輩方がいるということ。見えない部分で様々のことを準備したりお世話してくれるスタッフの方がいたり、めげそうになると励ましてくれる仲間がいたり、そういうことが本当にありがたいことだなあと思いました。

さあ、これでやっと、クリスマスに向けてゴスペルの練習のほうに集中できる(笑)
でも、実は、朗読で学んだことの気づきが、歌のほうにも生かせたり、その逆も多々あるんです。

いずれにせよ、どちらのことも技術的には自分は下手くそなことに違いないのですが、「下手でも何かが伝わる表現力」というものは、朗読でも歌でも、同じなんだろうなあと思いました。

・・・ 以上がFacebook記事の引用 ・・・

【追記】
10月のブログの記事は実は、私が朗読で壁にぶちあたって、もがいていた時の内容でした。
ところが、「シメタ(10/4)」を読んだ方から「あれは私へのメッセージかと思いました」と言われ、
努力の報酬は努力そのもの(10/25)」を読んだ別の方から「読んで元気をもらいました。ありがとう」と言われました。

悩みや壁の種類は違っても、共通する部分はあって、シェアすることでお互いがちょっと救われたりするものなんですね。
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posted by HANA at 16:43| 日常・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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