2011年10月13日

哀しい習性

先日、某イベントで、ポラロイドカメラで写真を撮ってもらった。
仲間と4人と一緒に。つまり総勢5人。

もらった写真を見て、あらら、と思ったのは、
私ときたら、なぜか意味も無く、中腰になっている。

5人だから、横に並んでも、後ろの人やモノが映らないとか
そういう状況ではない。
みんなは普通に立ってるのに、自分だけ中腰。変!

どうやらこれは、身に染み付いた習性らしい。

私は背が低い(154cm)ので、団体で写真を撮る時、2列や3列に
分かれるときは、前列に並ばされることが多い。

しかし、いくら背が低いと言ったって、後列の人と30cmも違う
わけではないので、後ろの人の顔が見えるように、
座らされるか、中腰の体制をとらされる。

そういう過去の体験が、体に染み付いているのだ。
だから、どうも、何人かで並んで写真を撮ると、
無意識のうちに中腰になってしまうようなのだった。

ところで、この、中腰っていうのが、結構つらいのよね。

旅行の集合写真なんかで、プロの人に撮ってもらう時など、
「あー、3列目の青い服の方、もうちょっと左へずれてもらえますか?」
とかなんとか調整している間も、ずっと中腰をやらされていると、
足がぷるぷる震えてくる(笑)

あと、あまり写りたくないような時でも、有無を言わさず最前列に
なってしまったりして、いやだったりする。

もしかして、背の高い人からすれば、
「いつも後列に並ばされて不公平だ」と思っているのかもしれない。

何事も、一長一短ありますな・・・。


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posted by HANA at 19:51| 日常・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月02日

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく 〜 LIVESTRONG DAY & 乳がんホームページ開設15年に寄せて

10月2日はLIVESTRONG DAY。ランス・アームストロングが癌と診断された日にちなんで「がんサバイバーをたたえる日」なのだそうです。今日は日本でもいろいろイベントが行われているようです。
LIVESTRONG DAY 2011

奇しくも我が「乳がんホームページ」も開設日が10月2日。本日で開設から丸15年となりました。

私にとっての10月2日は、癌と診断された日でも、手術をした日でもありません。たまたま、サイトをオープンした日というだけです。
それならば、キリのいい1日とかにすればよかったのですが、おそらくその年の2日は土曜日か日曜日だったのではないかと思います。会社勤めをしながら少しづつサイトを作っていましたから、オープンの日は休日のほうが都合がよかったのだと思います。

そういえば自分の「癌と診断された日」って、意識していません。
(自分のサイトの闘病日記を見に行かないとわからない(笑)・・・えっと・・・1996年7月23日でした。)

乳がんサバイバーの間ではよく、手術した日をセカンド・バースデー(二番目の誕生日)と呼ぶことがあります。でも、考えてみれば、最近は手術前に抗がん剤などの治療する人も多いし、手術をしない人もいますから、この慣習は「乳がん→即、全摘」の時代の名残なのかもしれないですね。

さて、話を戻します。
LIVESTRONG DAYの「ランス・アームストロング」とは何者か。

アメリカ出身の自転車レーサー。自転車レースのことを何も知らない私でも、その名は知っている「ツール・ド・フランス」で、前人未到の7年連続総合優勝(1999年から2005年)を達成した人。(アメリカのレーサーが「ツール・ド・フランス」で勝つっていうことだけでも、凄いことだったらしいですよ。よく知りませんケド;)

しかも、その連続優勝は、精巣腫瘍(睾丸の癌・・・それもかなり厳しい状況だった)闘病後のことなんです。

あと、驚いたのは、彼は治療前に精子を冷凍保存していて、人工授精で奥さんとの間に子供を儲けたのですが、その奥さんとは結局離婚。有名歌手やら女優さんと浮名を流し(笑)、数年後には一般人の彼女が自然妊娠で出産をしているんです。もちろん精子を凍結保存したのは、治療によってその機能が失われる可能性が大きかったからで、彼はその点も克服した訳です。

そのニュースは「ランス・アームストロングがツイッターでパートナーの妊娠についてつぶやいた」という形で入ってきました。当時(2008年?)、日本ではまだツイッターがブレイクしていなかったので、「はあ?何でツイッターで?」と思ったことを覚えています(笑)

私が彼の自伝的著書「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」を読んだのは、自分も乳がんになって間もない頃だったので、この本には本当に勇気と希望をもらいました。サイトにも引用していて、いまもときどき眺めるこの文章。

・・・本からの引用・・・

元気になってから、僕はニコルズ医師に、本当は僕の助かる確率はどれくらいだったのか、と訊いた。「君の状態はひどく悪かった」。僕は彼が見た中でも最悪のケースのひとつだったと言った。「最悪ってどれくらいですか?50%?」彼は首を振った。「20%?」また首を振った。「10%?」まだ首を振っている。
ようやく彼がうなずいたのは、僕が3%までいったときだった。

何事も不可能なことはない。良くなる確率が90%といわれようが、50%と言われようが、1%と言われようが信じて闘うことだ。闘うと言うことは、入手可能な情報で武装し、第2、第3、第4の意見を聞くことだ。自分の体が何に侵され、どのような治療法が可能かを理解することだ。実際、より多くの情報を知り権限を与えられた患者は、より長生きするという現実がある。

もしも負けたら?もし再発し、癌が戻ってきたらどうなのか?それでも闘う中で、きっと得るものはあると思う。なぜなら残された時間の中で、僕はより完全で思いやりがあり、知的な人間を目指して努力することで、もっと生き生きと生きられるだろうからだ。病気が僕に教えてくれたことの中で、確信をもって言えることがある。

それは、僕たちが自分が思っているより、ずっとすばらしい人間だということだ。危機に陥らなければ現われないような、自分でも意識していないような能力があるのだ。それは僕の運動選手としての経験でも得られなかったものだ。

だからもし、癌のような苦痛に満ちた体験に目的があるとしたら、こういうことだと思う。それは僕たちを向上させるためのものなのだ。

・・・・ここまで・・・


本のタイトルの「マイヨ・ジョーヌ」は、ツール・ド・フランスの勝者に与えられる黄色のウエアのことだそうです。(LIVESTRONG DAYのテーマカラーが黄色なのもここからなんでしょうね)

つまりタイトルの「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」は「僕はただレースに勝ちたいというだけじゃないんだ。勝つことで得たいもっと大事なもの、伝えたい何かがあるんだよ」っていうような意味でしょうか。(尚、これは日本語版のタイトルで、原題は「It’s not about the Bike」〜自転車の話だけじゃないんだ )

そういうことって、私たちにもありますよね。

・・・ ただ○○のためでなく ・・・

/////

尚、ランス・アームストロングに関することについて、私が書いた事柄には、記憶違い、勘違いがあるかもしれません。関心を持たれた方は、下記等で再度ご確認ください(^^)

◆Wikipedia:ランス・アームストロング
LIVESTRONG DAY(日本語ページ)
◆書籍:ただマイヨ・ジョーヌのためでなく


posted by HANA at 11:08| 乳がんと私とインターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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