2005年10月20日

朝一番にスケールを広げる

悩み事、心配事で頭がいっぱいになっている時って、すごく視野が狭くなっているなあと思う。目の前のことしか見えない。

寝ているときまで、夢の中に心配事が出てきたりする。朝、目が覚めるといきなり現実が襲ってきて、そんな気分をひきずったまま、一日が始まり、そしてあっというまに終わってしまう。こんな風になってしまうと、何をやってもうまくいかない。

そういう時は、朝一番にスケールの大きいことを考えるように心がける。

現実のあわただしさに紛れてしまう前に、自分→家族→社会→国→世界→地球→宇宙→現在・過去・未来→果てしない時間の流れ・・・と、カメラをズームアウトさせるように、気持ちを広げていく。今の自分のいる位置を俯瞰して見る感じ。

急にそんなことを考えるといっても、寝ぼけた頭ではむつかしいので、助けになるものを寝る前に枕元に用意しておくのもいい。

写真集や画集、雑誌など。今の自分の生活とはかけ離れた、大自然、いろんな国々、美しいもの、素敵な生き方をしている人たちのこと。ぱらぱらっとめくるだけで、結構気持ちが切り替わる。詩や音楽なんかもいい。

ネスカフェのCMでおなじみになった谷川俊太郎さんの「朝のリレー」
カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウィンクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から緯度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

私はこの詩を読むと、いつも涙ぐんでしまう。

世界は広い、宇宙は広い、時間の流れは止まらない。
ちっぽけなことで悩んで、立ち止まっている場合じゃない、と思う。

ずっと前に、テレビで作詞家の阿木陽子さんが、こんなことを言っていた。

『若いころはパーティーがあるとか、「なにか」があると楽しかったけど、今はなにもなくても楽しい。朝おきて「ああ楽しい」と思う。一日に何回もわけもなく「ああ楽しい」って思う。』

こんな生き方が理想だと思う。
posted by HANA at 00:00 | TrackBack(0) | ココロとカラダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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