2004年10月05日

暗くたって、いいじゃないか!

一般的に「癌に勝つためには、”明るく前向き”であることが大事」といわれていて、私も、確かにそうだと思う。しかし「ポジティブで治療に意欲的である」ことと「明るく元気な性格である」ということは別のことだ。それを私は最初、混同していた。

私はそもそもが「明るく元気な性格」ではない。アクティブに飛び回ったり、仲間とワイワイやるよりは、一人で本を読んだり、ぼんやり考え事をしているほうが楽しかったりする。別に「明るい性格=良い性格」で「暗い性格=悪い性格」だとは思っていないので「明るい性格になりたい」なんて思ってはいなかった。

ところがそれなのに、癌になったとたんに「明るくないと病気に勝てない」という思い込みがプレッシャーになり、必要以上に明るく元気にふるまおうとしていたようだ。自分自身を鼓舞する意味もあり、周囲に心配掛けたくないという思いもあったのだろう。本来の自分らしくないくらいに、妙にテンションが上がっていた。

「乳がんになったというのに、すぐ立ち直って、こんなに元気でこんなにガンバッてる健気なワタシ」を無意識のうちに演じていたような気がする。術後1〜2年くらいは、そんな不自然な状態だった。今となってはそれが「不自然だった」とわかるのだが、当時は自分でも気付いていなかった。

しかし、そのうち「明るく前向きなふり」をしていることは、自分にとって非常に無理があるということに気が付き始めた。「明るく前向き」が良いとはいっても、それを自分に無理強いしている状態は、本当の「明るく前向き」ではない。

無理していたら、それ自体がストレスになって、むしろ体に悪いんじゃないだろうか?!それならいっそ、ありのままの自分であることのほうが、むしろ自分にとっていいのではと思ったら、肩の力が抜けた。

・・・暗くたって、いいじゃないか!(笑)

どうしても前向きな気持ちになれないようなときは、そんな自分を責めないで、『ま、しょうがないさ。癌なんて病気になってしまったんだから、心配したり不安になるのはあたりまえ。平気でいられるほうがおかしいよ。』と、開き直る。

もがいてももがいても、落ち込みから抜け出せないようなときは、焦らずに、『無理に立ち直ろうとすればするほど深みにはまるもんさ。落ちるところまで落ちたら、そのうち自然に浮かんでくるfだろう。』と流れに身を任せる。

極めつけの呪文(?)
上がらない雨は無い。明けない夜は無い。夜明けの前は一番暗い。

あるがままに、あるがままに。。。
タグ:乳がん
posted by HANA at 00:00 | TrackBack(0) | 乳がんと私とインターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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